エアコンの室外機を掃除するタイミングはいつ頃になるのでしょうか?
室外機を掃除するタイミングは、1年に1〜2回が目安です。時期は、5月から6月と10月から11月頃です。稼働させる前の中間期がベストと考えます。この時期に室外機を掃除しておくと、本格的に冷房や暖房を使う時期の前に室外機をきれいにできるので、シーズン中室外機が正常に作動し、快適にエアコンを使えます。
それ以外でも室外機の周辺にゴミがたまっていたり、クモの巣がはっている、枯葉が詰まっている、汚れがついているなど気になる点があれば、こまめな掃除をしてください。エアコンを使ってみて、室外機がガタガタしたり、大きな音がしていたりする場合も、エアコンを止めて掃除をしてください。
【部分別】エアコン室外機の掃除方法
エアコン室外機の掃除方法をパーツごとに紹介します。「室外機なんて普段気にしないし掃除もしていない」という人も多いと思います。自宅にあるもので簡単に掃除ができるので、ぜひ定期的に掃除してください。
また室外機を掃除するときに、内部を水を使って掃除したり、分解して掃除したりするのは絶対にやめましょう。フィンで手を切ってケガをしたり、モーターや内部の機械に水がかかってしまい故障の原因になったりする場合があります。
また掃除をするメリットとして、電気料金を下げることができるのは大きなメリットであると考えられます。よく室内機を掃除する人はいますが、室外機は忘れがちですよね。
部分1 外側の汚れ
室外機の外側の汚れは、ぞうきんなどで表面を拭き取ります。室外機は一年中外に置いてあるものなので、表面を触ると砂ほこりなどのざらつきを感じます。ざらつきがなくなるまで、何度も拭いてください。また落ち葉やクモの巣があれば取り除いてください。ファンが見える部分だけではなく、サイドや裏面も拭き取れるところはきれいにしましょう。
室外機の外側は、雨や雪などでも故障しないように丈夫に作られています。外側だけなら水をかけて洗っても大丈夫です。
掃除をしたら室外機の周辺半径20cmくらいには、植木鉢やものを置かないようにしましょう。周辺にものがあると空気の流れを遮ることになり、せっかく掃除をしてもパフォーマンスが落ちてしまいます。空気の流れを遮断すると冷暖房機能が著しく低下します。
室外機の置き場によっては、真夏は直射日光が当たらないようにシェードなどで日よけをしてください。シェードをすることで、直射日光を避け、室外機の温度が上昇し、無用な冷房機能の低下を下げられます。寒冷地では、冬に雪で室外機が詰まったりしないよう、防雪フードなどを使うといいでしょう。
部分2 熱交換器(フィン)
フィンは、室外機の裏側にあります。室外機をずらしてよく見えるようにしてください。掃除道具や掃除機や歯ブラシを使います。掃除機はブラシがついているものがいいでしょう。車内を掃除するようなハンディサイズの掃除機があると便利です。基本的には強く当てずに優しくするのが基本です。フィンが曲がっては本末転倒です。
掃除機のブラシの部分だけが触れるようにして、室外機の裏側についた汚れを取っていきます。室外機の後ろにある金属の板は、繊細で少し指で押しただけでも倒れたりするので、掃除のときに圧力がかからないようにやさしく触れてください。また掃除機の本体がフィンに当たったり、汚れを取り除こうと吸口の部分がフィンに当たって曲がったりしないように注意してください。
最初に掃除機で大まかに汚れを取り除いてから、今度は歯ブラシを使って細かい汚れも取っていきます。ブラシの部分だけを室外機の裏に当てるようにして汚れを取ってください。その際は、けしてゴシゴシ、歯を磨くように洗うのではなく、優しく、なでるように汚れを落とすのがポイントです。けして、フィンを曲げてはいけません。
部分④ 水抜き穴・ドレンホース
水抜き穴は、結露した水を排水する穴で室外機の下のほうにあります。形状はさまざまで、小さな穴の場合もあれば、ホースを垂らしている場合もあります。室外機の掃除で忘れやすい場所ですが、水抜き穴が汚れて詰まってしまうと室外機の中に水がたまります。そのままにしてしまうと故障の原因になるので、忘れずに掃除しましょう。
水抜き穴の掃除には歯ブラシや割り箸が便利です。細かい汚れもしっかり落としてください。水抜き穴は、暖房を使うときに使用するので、秋には一度掃除しましょう。可能なら、冷房を使う春にも掃除して、春秋二回やれれば理想的です。また、水抜き穴につながっているホースの中に汚れがたまり、詰まってしまう場合があります。水抜き穴を掃除するときは、ホースの中も汚れがたまっていないか確認してください。また、ここからゴキブリなどの害虫が入ってくることがあるので、100円均一などで売っているストッキングなどをかぶせておくと、害虫が入らなくて、より快適に過ごせますよ。侵入経路が減ります。
室外機以外の工夫で節電!
日除よけ・すだれ
室外機に対するアプローチでできることはこれくらいしかないのですが、ほかにも日よけやすだれを使って快適に過ごすという方法もあります。日よけをすることで、部屋を適度に薄暗くすることで、わりと快適に過ごせます。場合によっては酷暑の夏でも、窓を開けて、快適な風を取り入れれば、エアコンがいらずに過ごせる可能性もあります。
ぜひご一考ください。
一番良いのは、パッケージで全部やってもらえるエアコン清掃業者に依頼することだとは思うのですが、やれることは自分でやるというのも大事な発想だと思います。
ちなみにエアコン清掃業者もピーク時期(7〜8月)にはなかなか忙しくなっているので、それ以前に済ませておくことをお勧めいたします。
コメント